SPECIAL

25 FW SEASON LOOK 担当スタイリストスペシャルインタビュー

今シーズンのルックを手掛けたスタイリストに、今季のラインナップやお気に入りのスタイリングについて伺いました。
—今シーズンもシーズンビジュアル撮影ありがとうございました。終えてみていかがでしたか!?

最近のダウンジャケットを改めて考えてみたら、ダウンって実はすごく変わってきてますよね。

“ダウン見え”しないものが台頭してきたり、薄手のキルトタイプやカーディガン感覚で着られるもの、インナーダウンから更にはテック系のものまで。

一方でパンパンにダウンの入った復刻感のあるクラシックデザインのものまであり、ダウン といえどバリエーションがすごく広がってきている印象です。

10年程前、インナーダウンが一般化したトレンドがありましたが、ダウンの中だけでも大小様々なトレンドがあって興味深いです。

—PYRENEXの今シーズンのラインナップはいかがですか?

今シーズンのPYRENEXのラインナップに関しても豊富なデザインのバリエーションだなと思いました。シーズンビジュアルは、それぞれのダウンの個性を大事にしながら組みました。

レトロ感のあるものはローテクな感じが好きな人をイメージしましたし、ヘビーデューティーなものは、ちょっとクリーンなものを合わせて、色使いでモダンに見せたり。ダウン見えしないデザインのものは、綺麗目に見えるように意識してコーディネートを組んでいます。

—今回のコーディネートの中で、池田さんのお気に入りスタイリングはありますか?

この3コーデは、スタイリング的にキャラが立つし、ダウンジャケットの個性とも特にうまく合致できた気がしています

—こう見てみると、ダウンの幅が広がりましたね。

そうですね。冒頭に話しましたけど、本当に広がりましたよね。

技術的な部分の進化によって、色々なことが表現出来るようになったんだろうなと思います。ダウン見えしないデザインも市民権を得て来ましたよね。

一方で、ヘビーデューティー系のダウンを展開し続けてる部分は、例えるならまたアナログレコードを聞きたいと思う感じと似てる気がします。

今回ダウンについて話してみてそのあたりの整理がついたのは発見でした。

着こなしに関しても、テクノロジーを活かして、ちょっとアウトドアテイストにする場合もあれば、あえて綺麗めな靴を履いて、実際にはその機能とは違うところで外して着るのも面白いと思います。


【池田 尚輝 プロフィール】

池田 尚輝 / スタイリスト

スタイリスト。雑誌、広告、カタログなどのビジュアル制作を手掛ける。
山歩き愛好家。

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